こぐまちゃん日記


あれこれ考えること、好きなことを綴っていきたいと思います。
by 松葉
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ハガティ シルバーダスター

シルバーダスターというものを購入した。
いわゆる、銀磨きだ。

以前このブログでも紹介した梅田のflamantで
昨年購入した銀のキャンドルスタンドが
見る見るうちに黒ずんで、何とも哀れな姿になっていたのを
何とかしたいと思っていたのだ。

とはいえ、銀を磨く時に
普段ステンレスなどを磨いている磨き粉で良いのか?
ネットで少し調べたら、ドイツのハガティ社というところが
作っている銀磨きが手軽そうなので買ってみる事にした。

手軽とはいえ、
「W.J.ハガティ社は1895年に世界初の近代的な
銀磨きを発明して112年、銀磨き製品、宝石磨き製品
カーペットケア製品で3割以上のトップシェアを誇り
その品質はプロに認められプロが好んで使用する
ことで世界的に証明されています。」(ハガティ社HPより引用)
というちゃんとしたメーカーのようだ。

実物が届いたので、夕食開始前の慌ただしい時間であったにも関わらず
早速開封して燭台を磨いてみる。

すると、すごい!
あんなに黒ずんで普通の布でこすってもびくともしないほど
汚れていた燭台に本来の白い輝きが戻って来た!!
しかも、バーテンダーがグラスを拭くような要領、
つまりごしごし、ではなくキュッキュッという感じで
本当にぴかぴかになってしまうのだ。
さすがドイツ!さすがハガティ!

夢中になって、ご飯を食べながら(お腹は減っていたので)
磨いていたらあっというまに磨くところがなくなってしまった。
それくらい簡単だったという事。
布なので、本当に細かい細工のある銀製品などには適さず
(細かい細工のあるアクセサリーなどには
漬け置き洗いの出来る液体が販売されている)
キャンドルスタンドのごく細い溝などの汚れまでは
落としきれなかったが、表面積の大部分であるフラットな面は
本当にきれいになったので大満足だ。

そして、新品のときと違うのは一旦黒ずんで汚れた銀を磨くと
新品の時にはなかった「時を経た美しさ」のようなものが加わって
アンティークっぽくなったことだ。
もともとこの燭台の「現代製品」らしさに若干の違和感を覚えていたため
これは小さなうれしい誤算となった。

ハガティ社の銀磨きについて調べている時に
あるHPに書いてあったが
銀製品の普及は主に先進国でその比率が高いことが通常だが
こと日本に置いては非常に低いらしい。
確かに我が家のような物好きでもない限り
普通の家庭で銀のカトラリーや銀食器が置いてある事は稀である。
それゆえに、銀製品のメンテナンスにおいても
日本は遅れているのだそうだ。

なぜ日本において銀製品の普及が低いのか、
やはりステンレスや樹脂製品など扱いの簡易なものが
好まれる社会になってしまったからではないかと
書いてあった。私もそのように思う。

我が家でも食洗機を使っているので、
食洗機にかけられないクリスタルや漆器などは
平日の忙しい時など敬遠しがちである。

しかし、クリスタルにしかない輝き、漆器にしかない手触りなど
そういった心の豊かさを楽しむ事は、生活をしていくうえで
良い食材を選んで食することと同じ程大切なことだと思う。
食に対する心構えが全く異なってくると思う。

お正月のお節料理を樹脂製のお重に詰める事には
断じて反対だ。

銀磨きが楽しかったあまりのうれしさに
職場で、この話をしたら
皆、「はあ」という反応だった。
趣味って自分にしか楽しめないものだから
仕方ない。

高校生のとき、ホストファミリーの家の大掃除で
私は家具と真鍮を磨く役になった。
家具は数が多くなかったので何とか磨き上げたのだが、
真鍮は、数が膨大でホストブラザーのサイモンと
ダイニングのテーブルに向かい合わせになって
せっせと磨いた。

初めのうちは、磨き粉で磨くときれいになるのがおもしろくて
楽しく磨いていたが、そのうち手がだるくなって
お互い口数も少なくなって、おまけに真鍮の小物は
細工が細かい物が多かったので、時間がかかって
もう大変だった。
真鍮は銀やステンレスと違って磨いてきれいになっても
光り方が鈍いのでその分磨いた喜びが少ない。
全て磨き終えた後は
真鍮磨きなどもう二度とやるものかと思った。

しかし、全てを磨いたという達成感は残ったようで
その後しばらくしてから
将来イギリス王室で銀や真鍮を磨く仕事に就きたいと
真剣に考えた。母(ホストマザーではなく実母)に相談したら
「イギリス王室が日本人を雇ってくれるわけないでしょう。」
と一蹴された。
この一言で、私の磨き職人への道は閉ざされた。

親が現実を教える事は必要だが
子供の夢の芽を摘むような事をしてはならないと今でも思う。
ひょっとしたら私は今頃バッキンガム宮殿の片隅にある
使用人部屋で、晩餐会に使われる銀器磨きに精を出していたかもしれないのだ。

しかし私は今でも磨き物をすることが好きである。
以前務めていた職場でそのことを話したら
「要するにすぐに結果が出るからおもしろいだけでしょ」
みたいなことを、ツンとした先輩女性アナウンサーに言われて
その時はかなりショックを受けたが、そんなふうに言われても
磨き物をすることは楽しい。

繰り返すが、趣味に没頭することの楽しさは、
本人にしかわからないものなのである。
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by erimiyabayashi | 2008-03-15 10:21 | 好きなもの
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